トーベ・ヤンソンを描いた初の映画『TOVE/トーベ』に絶賛の声


トーベ・ヤンソンの半生について描いた、初めての映画『TOVE/トーベ』(2020年フィンランド公開)が、10月1日から日本各地で公開されます。昨年『TOVE/トーベ』が、世界に名高いトロント映画祭で関係者向けにプレミア上映された際の、海外の映画評論家からの最初の反響をご紹介しましょう。

「魅惑的」――バラエティ(映画誌)

世界で最も重要な映画専門誌と言われるバラエティ誌は、主演のアルマ・ポウスティの演技を 「魅惑的」と評しました。「映画初主演でありながら素晴らしく、本物のトーベに驚くほど似ている」とも述べています。この作品が長編映画5作目となるザイダ・バリルート監督については、「登場人物の世界に観客を惹き込む」とし、「彼女は映画の力を存分に発揮し、生き生きとした表現豊かな映像と、才能あるキャストから自信に満ちた演技を引き出している」と書いています。また、業界的な視点では、「魅力的なフックがたくさんがあるので、興行収入や映画祭での関心は高いだろう」と見ています。

「うっとりとするような魔法をかける」――スクリーン・インターナショナル(映画誌)

こちらも世界の主な映画誌のひとつ、イギリスのスクリーン・インターナショナル誌は、この映画について、「大きな魅力、技巧があり、そしてジャズのサウンドトラックによりいっそう豊かに表現された、鮮やかな光がある」と論じています。「うっとりとするような魔法をかける」とも述べ、主演女優については、「トーベ・ヤンソンに瓜二つに思えるほどであり、彼女の輝かしい演技は、この映画にとって大きな魅力となっている」と絶賛しました。

「魅惑的な第一級のドラマ」―― IntoScreens.com

その他の評論家もこの映画に賞賛を惜しみませんでした。例えば、トロント映画祭の公式機関である「IntoScreens.com」は、『TOVE/トーベ』を「自らのアイデンティティ、愛、自由を求めた世界的な才能を描いた魅惑的な第一級のドラマ」と評し、2015年にトッド・ヘインズ監督がオスカーとゴールデングローブ賞にノミネートされた映画「キャロル」に匹敵する作品だと述べています。「同じ欲求が、バリルート監督自身のヴィジョンで描かれている」。また、主役の演技についても賞賛しました。「ポウスティは、傷つきやすい生の感情を自然な形で演じていて、この役を別の俳優が演じることはできないように思える」。

映画『TOVE/トーベ』の予告編はこちらから

こちらの動画では、アルマ・ポウスティがトーベ役を射止めたときのことを語っています。

こちらの記事でも、アルマ・ポウスティとバリルート監督のインタビューが読めますよ。

上映館、スケジュールについては、映画『TOVE/トーベ』オフィシャルサイト  にて

翻訳/内山さつき