ムーミンアニメーション新シリーズ製作決定?!

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スウェーデンの映画制作会社フィルムランス・インターナショナルが、ムーミンキャラクターズ社およびブルス社と、新しいムーミンのアニメシリーズ製作のためライセンス契約を結んだと発表しました。

エクゼクティブ・プロデューサーとしてラース・ブルムグレンを迎え、トーべ・ヤンソンのオリジナルのムーミン物語を世界中に届けるため、トーべの姪であるソフィア・ヤンソンと二人三脚での製作に当たるとの事です。

以下に、制作陣それぞれのコメントをまとめました。

ラース・ブルムグレン氏(フィルムランス社 取締役):
「新しいムーミンを、このような創造性豊かで素晴らしいチームとともに製作できるとは、長年の夢が叶いました。トーべ・ヤンソンの作品は多くの共感を呼び、子どもたちにこれまで経験したことのない満足感を与えるでしょう。」

ソフィア・ヤンソン氏(ムーミン・キャラクターズ社 会長):
「フィルムランス・インターナショナル社とエンディモール・シャイン・グループ社という、素晴らしいクリエイティブチームとムーミンのアニメーションを製作する機会を得られたことにとても満足しています。そして、彼らがトーベ・ヤンソンの原作の物語と登場人物を大切にしながら、新しい、素敵なムーミンを創り上げてくれることを確信しています。

マリカ・マカロフ氏(クリエイティブ・ディレクター):
この作品は最新の技術を用いながらも、トーベ・ヤンソンの原作イラストのスタイルを忠実に再現し、彼女の物語を今に伝える作品になるでしょう。

又、アカデミー長編アニメーション映画賞を受賞した、ウォレスとグルミットシリーズ「野菜畑で大ピンチ!」の監督スティーヴ・ボックスも製作に参加。スティーヴ・ボックス率いる脚本チームには、コンサルタントとしてローリー・ハッズラー、また、エミー賞や英国アカデミー賞ノミネート暦を持つマーク・ハックビーとニック・オストラー(ピーター・ラビットの脚本家)も名を連ねます。

プロデューサーは、ケート・エリオットとジョン・ウォーリー(「ひつじのショーン」テレビシリーズで、英国アカデミー賞受賞)。配給は、エンディモール・シャイン・インターナショナルです。

テレビ向けのシリーズでは、1990年に製作されたアニメーションが人気でしたが、2015年には、日本でも、原作に忠実であることを心がけて製作された劇場版長編映画、「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」が公開されました。世界中の人々に愛されるムーミン作品は、これからも進化を続け、ファンを魅了してくれそうです。

ムーミンの歴史についてはこちら:https://www.moomin.co.jp/history