独立100周年記念「フィンランド・デザイン展」開幕!

フィンランドデザインの源流を探る展覧会の全国巡回が、いよいよ福岡から始まりました!
トーベ・ヤンソンの未公開ムーミン作品も、展示されます。

<会場:会期>
福岡市博物館:2017年1月14日(土)~3月20日(月)
愛知県美術館:2017年4月7日(金)~5月28日(日)予定
福井市美術館:2017年7月22日(土)~9月3日(日)予定
府中市美術館:2017年9月9日(土)~10月22日(日)予定
宮城県美術館:2017年10月28日(土)~12月24日(日)予定

フィンランド独立100周年を記念して、日本全国で巡回開催される「フィンランド・デザイン展」は、北欧の自然や季節、社会的な環境と密接なつながりを持つフィンランドデザインの歴史を、その作品や製品そのものを展観することで紐解いてゆきます。イッタラ、アルテックなどをはじめとするナショナルカンパニーや、キラ星のようなデザイナーたちの協力により、独立100周年ならではの、大変充実した展示になりました。

独立以前には、叙事詩「カレワラ」を主題とする芸術や、1900年開催のパリ万博への出品が、祖国の精神的な独立を支え、建国後は、産業の隆盛とともに、工業デザインを中心としたフィンランドデザインの黄金期が始まります。この黄金期に活躍したのは、いまも世界のアーティストからリスペクトされているカイ・フランクやアルヴァ・アアルトなどの天才デザイナーたち。その名品の数々や、トーベ・ヤンソンやエーリック・ブルーンを含む異才たちのユニークな作品群は、なかでも最大の見ものです。

また、現代へと時代を移せば、活躍を続けるオイバ・トイッカやムーミンマグのデザイナー、トーベ・スロッテら、フィンランドデザイン第二世代による陶器やガラス、ファブリックデザインがあり、さらに、フィンランドデザインの未来をになう第三世代の斬新なアート群も紹介されます。ムーミンランプをデザインしたハッリ・コスキネンは、この展覧会のために来日し、開会に立ち会いました。