スニフ Sniff

大きくて先のとがった耳と長いしっぽが特徴の、ムーミントロールの友だち。父親のロッドユールと母親のソースユールは、ムーミンパパの若き日の友人です。
小説『小さなトロールと大きな洪水』で、まだ小さかったスニフは、旅の途中のムーミンママとムーミントロールと出会い、ムーミン谷にやってきました。そして、ムーミン一家といっしょにムーミンやしきで暮らし始めました。コミックスやアニメ作品では、ムーミン谷に自分の家を持っていますが、しょっちゅうムーミンやしきに遊びに来ています。
小説では、ムーミントロールやスナフキンのやることに興味を示して、いっしょにやりたがります。でも、臆病すぎて尻込みしたり、途中で飽きて投げ出したりすることも。思いどおりにいかないと拗ねたり、わがままを言ったりする、子どもっぽいところがあります。その一方、社交性があり、小説『ムーミン谷の彗星』では天文台の学者からうまく話を聞き出して、世界最大の天体望遠鏡をのぞかせてもらいました。
キラキラしたものや価値のあるものに目がなく、お宝に遭遇するたび、大興奮してしまいます。コミックスでは、お金持ちになるための計画をいつも練っていますが、たいていは失敗に終わります。それでもスニフが物を所有することにこだわるのは、コレクターである両親の遺伝かもしれません。コミックスにはスニフのきょうだいにあたる、ロッドユールそっくりのクロットユールというキャラクターが登場しますが、彼もまた、コレクター体質です。

Tips:スニフの優しさ

弱虫で欲張りなスニフですが、自分より小さな者には親切で、心優しい一面が。小説『ムーミン谷の彗星』では、黒と白のまだらのとてもかわいらしい子ネコを見つけて、友だちになろうと試みます。気まぐれな子ネコはなかなか懐こうとしませんが、彗星が接近するなか、スニフは子ネコのことを案じ続けます。短編集『ムーミン谷の仲間たち』収録の「スニフとセドリックのこと」では、小さなビロードの犬セドリックを手放してしまって、くよくよと後悔するスニフの葛藤が描かれています。