ムーミンママ Moominmamma

ムーミン一家のお母さん。夫のムーミンパパ、息子のムーミントロールだけでなく、ムーミンやしきをひっきりなしに訪れるたくさんのお客さんを温かく出迎え、親切に面倒を見る、おおらかで愛情深い性格の持ち主です。 しっかり者で、あまり物事に動じることがなく、多くの人から信頼されています。周囲の人々のそれぞれ異なる個性と自由を尊重し、めったなことでは怒りません。いつもみんなの幸せを願い、自分のことは後回しにしてしまいがちですが、家族が各自の時間を過ごしているときは、ムーミンママも自分の心のおもむくままにお昼寝をしたり、絵を描いたり、樹皮でボートを作ったりします。趣味は植物を育てること。特に、ムーミンやしきの前に植えたばらの花を大切にしています。
トレードマークは、赤と白のしましまのエプロンと、いつも肌身離さず持っている黒いハンドバッグ。初期の作品ではエプロンをしていないことがありますが、ハンドバッグは最初からしっかり手にしています。小説『たのしいムーミン一家』で、ハンドバッグを失くしたとき、ムーミンママはめずらしく動転して、大騒ぎになりました。
お料理は得意ですが、家事を義務としてこなすのではなく、遊び感覚で楽しみながらやりたいと考えています。コミックス「ふしぎなごっこ遊び」では、掃除や皿洗いを後回しにする意外な一面が描かれています。

Tips:ムーミンママとハンドバッグ

ムーミンママにとって、黒いハンドバッグはとても大切なものです。若き日のムーミンママがムーミンパパと出会った日、大きな波に押し流されてきたママを、パパが浜べで助けます。ママが最初に言った言葉は「ハンドバッグをたすけて」。パパが「じぶんでもっているじゃないか」と教えると、ママはお化粧直しをしようとコンパクトを取り出しますが、おしろいは水でだいなしになっていました。悲しそうなママに、パパは「そのままだってきみはきれいだよ」と言ったのです! 今もママが自分の体の一部のように持ち歩いているハンドバッグの中身は、特別なものではありません。乾いたくつ下、お腹の薬、キャンディー、糸、塩など、いざというときに役に立つものが入っているのです。