ちびのミイ Little-my

体はとても小さいけれど、勇敢で独立心旺盛なミムラ族の女の子。オレンジ色の髪を、ミムラ族の女の子の特徴であるタマネギ型のおだんご頭に結っています。赤いワンピースがトレードマークですが、青に白の水玉や黒いストライプのワンピース姿で描かれることもあります。
夏至の頃、子だくさんのミムラ夫人の子として誕生。なぜか体が大きくならず、姉のミムラねえさんや異父きょうだいのスナフキンと比べても、とても小柄です。小説『ムーミン谷の夏まつり』からムーミンやしきで暮らしており、小説『ムーミンパパ海へいく』ではムーミン家の養女になりました。コミックスでは設定が異なり、「家をたてよう」でミムラ夫人や大勢のきょうだいたちといっしょに初めてムーミンやしきを訪れます。
ちびのミイは、本人いわく、喜ぶか怒るかだけで、悲しむということをしません。口調は荒っぽいものの、前向きで悪意はなく、いつも正直で、親切な一面もあります。過剰に感傷的になっている人に対しては、鋭い洞察力で見抜いたことをずばりと指摘、あっという間に現実に引き戻します。人の秘密を探るのが好きですが、探り当てた秘密を意味もなく他人に明かすような意地悪はしません。
スリルが好きで、自分のことは自分で決めて、突き進んでいきます。小説『ムーミン谷の冬』で冬眠から目覚めてしまったときも、ちびのミイはまったく動揺せず、スキーやスケートに挑戦して、初めての冬をおおいに楽しみました。

Tips:ちびのミイの名前の由来

砂糖壺やミルクの瓶、ムーミンママの裁縫かご、スナフキンのポケットにすっぽり隠れてしまうほど小さな、ちびのミイ。小説『ムーミンパパの思い出』には、ミイというのは「いちばん小さなもの」という意味だと書かれています。その名は、ギリシャ文字のμ(ミュー)に由来。μはとても小さな単位マイクロを表す記号として使われています。スウェーデン語ではLilla My、フィンランド語ではPikku Myy、英語はLittle Myと、それぞれ頭に「小さい」という意味の単語がついていて、日本語ではちびのミイと訳されています。