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本原画展は終了いたしました。
ムーミンファンの皆様、お待たせいたしました。ムーミンの原画展の開催です。
トーベ・ヤンソンが描いたムーミンを含む膨大なイラストの原画は、トーベ・ヤンソン本人によりフィンランドのタンペレ市立美術館に寄贈されており、そのコレクションの展示のために設立されたムーミン谷博物館は、開館以来そこを訪れる多くの人々を楽しませてきました。今回、ムーミン谷博物館の所蔵品の中から原画170点あまり、さらにトゥーリッキ・ピエティラとペンティ・エイストラにより制作され長く門外不出とされていた立体模型9点を展示します。約1年をかけ、全国7カ所を巡回する今回の原画展。多くの方々にトーベ・ヤンソンのイラストの世界を堪能していただけることを願っています。
3月25日(水)〜4月5日(日)
大丸ミュージアム・心斎橋
終了
4月29日(水祝)〜5月18日(月)
大丸ミュージアム・東京
終了
8月5日(水)〜8月17日(月)
大丸札幌店 7階ホール
終了
9月5日(土)〜10月25日(日)
おかざき世界子ども美術博物館
終了
12月12日(土)〜2010年1月11日(月)
長島美術館
終了
1月16日(土)〜2月7日(日)
みやざきアートセンター
終了
2月16日(火)〜3月28日(日)
広島県立美術館
終了
モノクロ原画の世界
小説のために描かれた原画を見ると、まずその小ささと緻密さに驚かされます。ペンで背景まで細かく書き込まれたイラストが、実際にその書籍とほぼ同じサイズだったり小さかったりするのです。当公式サイトにフィンランド在住の森下圭子さんが書いて下さっている「フィンランドムーミン便り」でも「トーベ・ヤンソンの絵は親指の爪ほどの大きさの絵をポスターにしても、何の遜色もないほど丁寧に描かれている。拡大すると絵の特徴が、さらにはっきりするほどだ。定規では測れないくらいの緻密な隙間で並ぶ線の一本一本はつぶれることなく、拡大すると、それぞれに込められた豊かな表情が鮮明になってくる。」と紹介されてます。是非、印刷物では見逃してしまいそうなトーベ・ヤンソンがモノクロの線に込めた思いを見つけて下さい。
同じ構図のイラスト
タンペレの所蔵品を見ていると、似た構図のイラストがいくつもあることに気がつきます。満足がいくまで何枚も描いたり、何度かの改訂版の出版の際に書き直したりしていたことが伺える多数のイラスト。微妙にポーズを変えたり、キャラクターの表情を変えて何枚も描かれています。今回の展示でも書籍に使用されているものと微妙に異なるイラストが展示されています。
時代による変化
ムーミンの小説は9冊が出版されており、30年近くに渡って描かれたムーミンのイラストは描かれた時期にキャラクターの姿や描き方が大きく異なっています。最初の作品「小さなトロールと大きな洪水」では水墨画のように濃淡をつけた背景の中、細身でまだ口のあるムーミンたちが描かれています。多分日本でもっともなじみのあるのは「ムーミン谷の冬」で描かれた丸いムーミンではないでしょうか。今回はすべての作品からのイラストが展示されていますので時期によって変化していったムーミンをご覧いただけます。
習作
「ムーミン谷の仲間たち」の挿し絵は流れるような勢いのある線で描かれています。そのような線を生み出すためだったのか、トーベ・ヤンソンはたくさんの習作を残しています。ムーミンママの身体を描くために、繰り返された丸い線。この習作だけでもひとつの作品に見えてきます。
立体模型
今回はトーベヤンソンの長年のパートナー、トゥーリッキ・ピエティラ、自分の作ったムーミン屋敷を見せるためにトーベを訪ねた医師ペンティ・エイストラらによって制作された立体模型も展示されます。主にはムーミンの物語の中のワンシーンを立体化したもので、細部までのこだわりはいくら見ていても飽きないほどです。
一流のグラフィックアーティストでもあった作者トゥーリッキ・ピエティラさんはこの2月に他界されました。彼女の残した作品の数々を是非ご覧下さい。
後援:フィンランド大使館
協力:タンペレ市立美術館、ムーミン谷博物館
講談社、タトル・モリ エイジェンシー
協賛:フィンランド航空、フィンランド航空カーゴ
企画・製作:東映株式会社